キラリ★社会福祉法人 – 西脇市社会福祉法人連絡協議会(ほっとかへんネット西脇)

 暮らしを支える地域公益活動を紹介します。

高齢者とこども園の園児の交流の様子。ほっとかへんネットの参画により実現しました。

法人職員が活動の主体となるほっとかへんネットを目指して

 西脇市社会福祉法人連絡協議会(以下「ほっとかへんネット西脇」)では高齢・保育・社協の市内13法人が参画しています。
 設立からこれまでの活動内容、今後の展望を紹介します。

法人職員に「ほっとかへんネット」を知ってもらうことから

 西脇市では平成29年に準備会を立ち上げ、平成31年にほっとかへんネット西脇を設立。設立後最初の活動として、各法人の地域公益活動を中心に紹介するパンフレットを作成しました。お互いの法人が取り組む地域公益活動を共有した上で、ほっとかへんネットを法人職員にも知ってもらうことが狙いです。
 次に、地域住民への情報発信として、自宅で簡単に作れる献立レシピ集を作成して配布。各法人自慢の給食レシピを参考に、コロナ禍でも取り組める活動を行いました。レシピの作成には、各法人から1名栄養士が参加。初めてほっとかへんネットの活動に参加した職員が多く、自分達が活動メンバーであるという認識も芽生えました。レシピ集は市内約1万7千世帯に配布され、ほっとかへんネットの存在を地域住民に知ってもらう機会となりました。
 令和5年度には、地区ごとに開催される一人暮らし高齢者の食事会が再開され、法人職員が運営補助として参画。食事会には在宅介護支援センターの相談員や、こども園の園児が参加するなど、高齢者の見守りと園児の多世代交流の場にもなりました。
 また、新たな取り組みとして、学用品ドライブも実施しています。生活困窮世帯に学用品を求めるニーズがあることをきっかけに、各法人が施設内外で提供を呼び掛け、ランドセルや書道セットなど、学校生活の必需品が多く寄せられました。
 社協が窓口となり配布をすすめていますが、学用品以外の困りごと相談に応じて、支援の輪を閉ざさないよう心がけています。

地域に必要とされる法人であり続けるために

 さまざまな取り組みに着手していますが、「ほっとかへんネット西脇の活動は始まったばかりです。今後の目標は『法人職員同士の顔の見える関係性の構築』『地域に必要とされ続ける法人づくり』です」と伊達惠一(だてけいいち)会長は話します。
 施設長や園長など法人のトップ同士のつながりは以前よりありますが、職員間のつながりをこれからさらに深めるための取り組みに力を入れる予定です。まずは法人職員が気軽に集まる機会を設けて顔見知りになり、ほっとかへんネットが自分たちの活動だという認識を広げていきます。
 こうしたつながりを基盤として、将来的にほっとかへんネットとして地域課題の解決につながる活動に取り組み、結果として社会福祉法人が地域に必要とされる存在であり続けることを目指しています。
 今後法人職員が活動の主体となるよう、関係づくりを深めていくほっとかへんネットの活動が期待されます。

いきいきふれ愛まつりで学用品ドライブへの協力を呼びかけました

ほっとかへんネット西脇

事務局:西脇市社会福祉協議会
TEL:0795-22-5400

2024年3-4月号TOP