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第77回 赤い羽根共同募金運動がスタート!

 県共同募金会では、10月1日にJR芦屋駅周辺にて、芦屋市共同募金委員会とともに、募金運動の開始にあたりキックオフイベントを開催しました。
 当日は、厚生労働大臣・中央共同募金会会長からのメッセージを、ANAの客室乗務員の方から伝達いただきました。また、髙島崚輔芦屋市長と「キッズあかはねちゃん」による共同募金運動の開始宣言を行い、会場を盛り上げていただきました。
 その後、来賓や民生委員・児童委員、ボーイスカウト、募金協力員の皆さまと一緒に募金を呼び掛け、多くの住民の皆さまからご寄付をいただきました。
 県内では、「助けあい 広がる つながる 赤い羽根」のスローガンを掲げ、4億7323万3千円を目標に、3月31日まで共同募金運動を実施します。
 集められた募金は地域の身近な福祉活動や社会福祉施設の整備、災害時の被災者支援の活動費の積立てなどに役立てられます。
 12月1日からは、地域歳末たすけあい運動およびNHK歳末たすけあい運動も始まります。引き続き、県内各地で行われる共同募金運動へのご協力をお願い申し上げます。

髙島市長と「キッズあかはねちゃん」の髙木理乃さん(8歳)が運動への協力を呼び掛けました
上郡町では、こども園の園児と一緒に、コンビニやスーパーなどで街頭募金を実施しました

全国社会福祉法人経営者大会で過去最多1,500名を超える参加者

 9月21・22日、神戸ポートピアホテルにて「第42回全国社会福祉法人経営者大会(兵庫大会)」が開催されました。緊急事態宣言により、やむを得ずオンライン開催となった2年前の兵庫大会を経て、全国から社会福祉法人の経営者らが参集型で集まりました。
 1日目は、全国社会福祉法人経営者協議会磯彰格会長の基調報告や、千葉大学大学院社会科学研究院長の小林正弥氏より「コミュニタリアニズムと福祉」と題した特別講演、午後からは「人材確保」「新たな共生的役割」「生活困窮支援」などをテーマに分科会を実施しました。ワークショップや実践発表を通じて、全国各地の社会福祉法人の取り組みが共有されました。
 2日目は、大会テーマである「わがまちの未来を切り拓く~いまある“フクシ”を超えていくために」と題して、社会福祉法人が果たすべき役割とその実践や経営の基盤強化について考えるパネルディスカッションが行われました。誰もが役割を持ちその力を発揮できる地域づくりが社会福祉法人の新たな役割であり、急速に変化する地域課題に適応するため、学び続ける組織文化が肝になると総括されました。
 記念講演では、元・阪神タイガース選手で野球解説者の赤星憲広氏が登壇し、朝日放送テレビの伊藤史隆アナウンサーの進行で、現役時代のエピソードや歴代の監督とのやり取りを交えながら、リーダーに求められる姿勢について語られました。
 2日間の大会を通じて、社会福祉法人が果たすべき使命を参加者が認識する機会となりました。

開会式で謝辞を述べる兵庫県社会福祉法人経営者協議会 谷村誠会長

大規模災害に備えたネットワークの強化に取り組む

 大規模災害の発生に平時から備えるため、災害支援団体や NPO、行政などで構成される「災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議」が10月12日に開催されました。
 この連絡会議は、災害発生時における支援体制の確認や、防災訓練への参加、被災地支援や復興に関する課題の情報共有などに取り組んでおり、今回は「大規模災害が起きたとき、どう動き、何ができるのか」をテーマに、静岡県社会福祉協議会の担当者を招いて、近年の水害等における災害ボランティアセンターの運営支援や多様な支援者との連携・協働についてお話しいただきました。
 また、(特非)全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)からは、被災者支援活動の連携促進や支援環境整備について情報提供がありました。
 引き続き、災害時において災害救援ボランティアが最大限の力を発揮できるよう、平時から意見・情報交換等を行い、相互ネットワークの強化に取り組んでいきます。

第71回県社会福祉大会を丹波市で開催

 10月25日、丹波の森公苑にて、県、県社協、丹波市、丹波市社協の共催で、第71回兵庫県社会福祉大会を開催し、社会福祉関係者約650名が参加しました。
 大会は、地元のコーラスグループ華すみれの歌声で幕を開け、続く式典は、長年にわたり社会福祉の振興や発展に貢献してきた約440の個人・団体の功績を讃える場として、代表者に対して県知事・県社協会長から表彰状が贈呈されました。
 記念講演では、シンガーの木山裕策氏をお招きし、「ガンが教えてくれたこと~自分に向き合って見つけた夢~」と題した講演をいただきました。
 現在、テレビやコンサートなどで幅広く活躍する木山さんですが、かつては会社員生活を送る中でガンに直面し、その困難を乗り越えながら歌手という夢を追い続けたことなどを、エピソードも交えて話されました。講演の終盤には、自身のヒット曲「home」を含め、誰もが知る名曲をカバーしたミニライブもあり、感動と盛大な拍手の中で大会は幕を閉じました。
 また、会場では、地元の障害者福祉施設などによるパンや手作り小物などの販売もあり、県内各地からの参加者を歓迎する、温かな交流の機会となりました。

木山さんの歌声で、会場は温かな雰囲気に包まれました

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