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“福祉で働く価値を問う”セミナーを開催

 2月16日、県社協が事務局を担う、県社会福祉法人経営者協議会は、「近畿ブロックセミナー兵庫大会」を開催し、オンライン同時配信で近畿府県から242名が参加しました。
 植草学園大学野澤和弘教授の講演では、大学のゼミナールで寝たきりのALS患者と出会い交流したことで、価値観の転換を迫られ福祉の道に進んだ東大生の話をご紹介いただきました。「これからの人材確保は単なる労働力不足の穴埋めではない。人間として大切なものについて考え、自らをかけるべき仕事は何か、リーダーは、福祉の現場は、これまでの価値観を覆すほどの機会を提供できる職場であることを語らなければならない」と話され、現場の魅力や価値について考える機会となりました。
 続いて、㈱ people first 代表取締役八木洋介氏より「人事」という視点で講演をいただきました。
 八木氏は㈱LIXIL執行役副社長などを歴任された人事のプロであり、リーダーに必要な「力量」などについて、自身の実体験から語っていただきました。
 「組織の活力を上げる上司になるには“永遠のきれいごとおじさん”にならなくてはならない」など、印象に残る言葉でリーダー論を語られ、参加者も熱心に聞き入りました。
 参加者からは「福祉の魅力を世間にどう伝えるか考える機会となった」「自分の思いや軸を職員にしっかり語っていきたい」などの感想が寄せられ、人材育成の場面や組織変革でも、魅力あるリーダーが必要だと強く示唆されたセミナーとなりました。

野澤氏(写真右)からは、福祉の魅力や価値を発信する大切さを、八木氏(写真左)からは、人事の視点からリーダーのあり方について講演いただきました

寄付のお礼

 今号では、1月以降に温かな善意をお寄せいただいた団体を紹介します。

  • 六甲有馬ヒルクライムフェスタ実行委員会様より、善意銀行(児童福祉)に寄付
  • アフラック近畿法人アソシエイツ会様より、善意銀行(高齢者福祉)に寄付

 温かな善意に対し、ここに感謝申し上げます。

トルコ地震の被災者に温かい支援を

 トルコ共和国で発生した地震が甚大な被害をもたらしています。県社協では、県やその他の団体とともに「令和5年トルコ地震兵庫県義援金募集委員会」に参画し、義援金を募集しています。
 詳細は、県ホームページをご覧ください。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk41/turkeyearthquake.html

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