あなたのまちの福祉活動−明石市社会福祉協議会

 共生のまちづくりに向けて市町社協が関わるさまざまな福祉活動を紹介します。

地域の輪を広げながらみんなを包み込む「ぴあファーム」

 山手小学校地区社会福祉協議会(以下、「地区社協」)では、令和元年より地域の人たちが協力して農園「ぴあファーム」を運営しています。地区社協の活動と農園が生み出す地域住民の交流を紹介します。

誰もが楽しみ、安心できる場として

 住宅街の一角にある「ぴあファーム」では、週に2回、地区内外の住民や障害福祉サービス事業所の利用者が集まり、水撒きや種の植え付け、収穫などの農作業を行います。収穫した野菜の販売もこの場で行っていますが、ここに隣接する道路は地域住民がよく利用する散歩コースになっており、「こんな場所がある」という口コミで立ち寄る人も徐々に増えています。
 また、ここでの活動は農作業に限りません。地権者の理解と協力を得ることで実施できた「100円喫茶」も好評です。もとは屋根付きの休憩場所として設けた場所でしたが、お花見やクリスマスなどのイベントを、お茶を飲み楽しむこともできます。
 「ぴあファーム」は、地区社協が掲げる「人の和、地域の輪」という活動主旨を推進するため、誰でも何らかの作業に携われること、土に触れて収穫の喜びを得られること、地域に開かれた場所であること、これらの条件に農園という方法がピタリとあてはまるとして始まった活動です。活動開始から7年が経ち、地域にしっかりと根付いています。

知恵やアイデアを結集して自分たちの手で創り上げる

 草むしりや野菜の作付け、堆肥づくりなど、ファームではそれぞれができることをできるときに取り組んでおり、収穫時などには、集まる多くの人が互いに作業方法を教え合う場面も見られます。
 また、約30名のボランティアも知恵やアイデアを持ち寄り、自分たちの手でファームの“土台部分”を耕しています。参加の頻度や関わり方はそれぞれ異なっても、同じ時間を楽しむことを大事にしていることから、「一緒に取り組むことが楽しい」「この活動を応援したい」など、ファームでの活動に対する思いが口々に聞かれます。これらの思いや活動で気付いたことは、地区社協会員や障害福祉サービス事業所のスタッフなどで構成する「ぴあファーム運営役員会」で毎月共有され、次の活動に生かしています。
 ファームで育つのは野菜などの作物だけではなく、人と人とのつながり、地域の団体・事業所との交流、地域をより良くしたいという思いなど、まさに「人の和、地域の輪」です。地域のいろいろな人が集う拠点として、今日もファームから明るい声が聞こえてきます。

無農薬だから誰もが安心して作業ができます
青空のもとみんなで楽しんだクリスマスのイベント

明石市社会福祉協議会
TEL: 078-924-9105

https://www.akashi-shakyo.jp/

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