私の物語 – YA MONN ZIN(ヤ モン ジン)さん

 このコーナーでは、地域福祉のキーパーソンや実践者・当事者らのエピソード・思いを紹介していきます。

「一歩ずつ前に進んで」

YA MONN ZIN(ヤ モン ジン)さん

Personal History

ミャンマー出身
令和5年11月 技能実習生として来日
社会福祉法人みかり会
特別養護老人ホームどんぐりの里で就労中

私のモットー

努力を続ける心

「日本に来たきっかけ」

 子どもの頃から、外国で働くことが夢でした。日本で働いているいとこから日本のことを聞き、いろいろ調べました。その中で特に興味を持ったのは、日本が世界でも長生きする人が多い国だということです。なぜ日本人が長生きできるのかを知りたいと思いました。また、日本人は真面目で時間を守ることで有名です。良いところがたくさんある国で働けば、自分も成長できると思い日本に行くことを決めました。
 いとこに紹介してもらった学校で日本語を勉強し、令和5年に技能実習生として来日。南あわじ市にある特別養護老人ホームどんぐりの里で就労中です。

「介護の仕事について」

 私は人とコミュニケーションをとることが好きです。また、積極的に行動することと思いやりの心を大切にしています。
 人と深く関わり、相手の気持ちを大切にする仕事が自分に合うと思い、介護の仕事を選びました。また、介護施設で働くことで、日本人が長生きする理由を学べると思ったのも介護を選んだ理由です。
 人生で初めての仕事が外国での仕事だったため、コミュニケーションがとれるか、日本語が通じるかなど不安がありました。実際に日本で働き暮らしてみると、日常会話に問題はなく、生活に困ることはありませんでした。ただ、方言で話されると意味が全く分からなくなることもあり、介護の専門用語も初めはあまり理解できませんでした。
 日本人の職員や外国人の先輩たちが優しく教えてくださったおかげで、少しずつ仕事に慣れてきました。体を使って介助を行い、利用者さんの気持ちに合わせて対応するため、体も心も疲れを感じることもありますが、利用者さんから「ありがとう」と言ってもらったときや、安心した表情を見ることができたときは、どんなに疲れていても元気が出ます。

「これからの目標について」

 利用者さんの気持ちをもっと理解し、もっと安全に、上手に介助ができるようになりたいです。そのために、現在は介護福祉士の資格取得を目標にし、専門的な知識と意識を持って、利用者さん一人一人により良いケアをしていきたいです。
 また、技能実習の三年間で、日本語能力試験N1(※1)に合格することも目標です。私はN3で来日し、来日一年目でN2に合格しました。仕事で疲れていても、日本介護福祉士会が作成した「にほんごをまなぼう」のアプリも活用して、一日に一時間は必ず勉強しています。これらの目標に向けて、あきらめず努力していきます。

※1 日本語能力試験(Japanese-Language Proficiency Test)は、日本語を母語としない学習者の日本語運用能力を総合的に評価する国際的な資格試験。N1~N5の5つのレベルに分かれている

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